ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説 覚醒編 対談

こんどー>
今回の作品もドラゴンボールを題材になされているようですが、
前回とは異なってシナリオがオリジナルだそうですね。
どんなシナリオになっているんでしょう?

カメハ>
ナメック星でフリーザと闘ってから2年後に
トランクスが未来から来て人造人間のことを伝えに来ますよね?

その人造人間が現れるまでの3年間の空白の期間に
ベジータが急にスーパーサイヤ人になるんですが
そのスーパーサイヤ人になるまでの過程を
ベジータ目線で描いたものなんです

こんどー>
ほほー
そのへん、原作では明かされていない内容を補完したエピソードなわけですね。
原作での設定を踏襲しつつ、ありえたであろうエピソードをカメハさんオリジナルで描いたと!

カメハ>
そうです(笑)
ファンならではの妄想というやつです(笑)

こんどー>
よくやります、私のshAdeも似たようなもんです(苦笑)

となると設定なんかに矛盾が出てこないようにいろいろ苦心なされたのではないですか?

カメハ>
そうですね。ただ意外とやってみたらすんなりいったので、
物語を作るのには苦労しなかったですね

こんどー>
おー、それはすごいなぁ


アニメティカについて

こんどー>
逆に何か、苦労なされたこととかございますか?

カメハ>
とにかくアニメティカの容量ですね…

こんどー>
聞けばものすごい量の外部データを使われているそうですね(苦笑)<アニメティカの容量

カメハ>
相変わらずです(笑)
前回もそうだったのですが、
とにかくキャラクターグラフィック9体、
81マスでどれだけキャラを描けるかが勝負でした。

こんどー>
9×9をフルに使われたんですか!

カメハ>
前回はフルに使ったんですけど、
今回はモンスターグラフィックを使ったおかげで、
多少あまったマスがありました(笑)

こんどー>
ありゃりゃ、そうだったんですか(苦笑)

どういう内訳になっているんでしょう?
差し支えなければ教えていただけないでしょうか。

カメハ>
内役は
ほとんどがDBキャラや戦闘グラフィック
あとは今回の試みのフェイスグラフィックが少々(笑)

こんどー>
おー、顔グラフィックを投入なさったんですか!
イベントシーンなんかで表示するワケですな!

カメハ>
そうです、一度やってみたかったんですよ、
けっこうむずかしかったですけど(笑)

こんどー>
何マス使って顔を描いたんですか?

カメハ>
1マスです、2マスはもったいなくって(笑)

こんどー>
主要なキャラクターに何パターンか用意した、ってカンジなんでしょうか?

カメハ>
いえ、ほんとにごく一部のイベント用ですね。

こんどー>
おー、てことはけっこうキモとなるような演出なのかな。たのしみです。

カメハ>
顔グラ使いたいだけの演出だろ!って言われたら反論できないですけど(笑)


戦闘について

こんどー>
そういや今回は戦闘もあるんですよね。けっこうRPGしてる作品に仕上がってるんでしょうか?

カメハ>
何度か戦闘テストしたんですけど、
たぶんだいじょうぶです!
ちゃんと歩きますよ(笑)

こんどー>
そういや動画を見ると、ベジータの技の名前がかなりカオスになってますね(苦笑)

カメハ>
単純に思いつかなかったんです(笑)
ですので、ベジータが言いそうな事を技名に(笑)

こんどー>
武道伝なんかの名前をパクるか何かすればよかったのに(爆)

カメハ>
意外と補助系の名前がないんです(笑)
攻撃系はパクリました(笑)

こんどー>
あ、なるほど。そういうことですか。

ベジータが補助系も攻撃系も使われるってことは、ずっと1人なんですか?

カメハ>
そうです。基本は一人ですが…あとは本編でわかります!

こんどー>
お、これはなかなか含みがありますね(笑)
楽しみにしています。何があるんだろう。


システムについて

こんどー>
システム面ではツクール3のデフォルトのものを使ってらっしゃるんですか?

カメハ>
エンカウントだけはシンボルにしました、

こんどー>
おー、なにか理由が?

カメハ>
ダラダラやるようなゲームではないと判断したためです。

こんどー>
どういうことでしょ。
かわしてサクッと行ってよいよーってことでしょうか?

カメハ>
そういうことです!俺の作品はさらっと終わらせて
ほかの人の作品に時間を費やしてください!って感じで(笑)
もともと演出重視の作品なんで一瞬でも印象に残れば、
いいんですよ!一瞬の輝きのために作ってるって感じです。


演出について

こんどー>
その口ぶりだと演出には相当こだわってらっしゃいそうですね。
ガンガン期待度あがってますよ(笑)

カメハ>
出来はどうあれこだわりはありますね!

Youtubeとかに外人がツクール2000で、
同じようにDBZを再現したやつがあったんですけど、
俺はツクール3でもこれくらい簡単に越えてやるからな!みたいな
変なプライドが生まれて(笑)

こんどー>
妙な対抗意識、そういうのいいですね(苦笑)

カメハさんのこだわりってのを教えてもらえませんか?

カメハ>
演出のこだわりですが、
人と同じことをしないっていうのに意識を置いて作ってますね

たとえば雪だるまを作ったらもう二番煎じなんですよ(笑)

こんどー>
ひょっとしてトラムラントのことか(苦笑)

カメハ>
そうです(笑)
とにかく人がやったネタは極力避けます
相手にも失礼かと思ったりしちゃうんです(笑)

こんどー>
トラムラントのアニメティカ自体、ツクール2000のコピーだからなぁ(笑)

カメハ>
あ、そうだったんですか!?

こんどー>
そですよ。見ながらうつしたんです。

私はぜんぜん、演出としてそぐうと思えば気にしないでパクっちゃいます。たちわるい。

どっかで言ったような気がしますが、私はRPGツクール3でのテクニックは共有財産だと思ってるんですね。
もう発売されて10年たつゲームなんですし、新しいテクはそろそろ枯渇しておかしくない。
そんな中で、みんなでよりよい作品を作るために、知恵を絞ってるみたいな。そんな感じ。

カメハ>
なるほど!でも2段ベッドはやばかったです
すぐ再現しましたよ(笑)

こんどー>
2段ベッドいいですよねー。あれ考え付いたこげさんはすごい(笑)

カメハ>
あとはYOOさんの画面の演出とか
けっこうオレもパクってますね(笑)

こんどー>
なんだかんだパクってるじゃないですか(苦笑)
それでいいと思うんです。そうやって、色んな素材の組み合わせを持ってきて、いい形に仕上げられれば。

カメハ>
あくまで「極力」です(笑)
とくにダンジョンを作る際にはみなさんの作品は参考になりますね


イベントバトルについて

こんどー>
shAdeの私の演出を見ていただけるとわかるんですが、戦闘イベントってばほとんど
主人公が技を繰り出す→敵が派手に吹っ飛ぶ→新しい敵が出てくる みたいなカンジで大雑把なんです。
カメハさんの演出は、けっこうその組み手の部分を丁寧に描かれているので
参考になるというか、お手本にしなければならないなぁと感じています。

基本的に全部いっしょなんですよ(笑)
だから飽きちゃうと思うんです。

カメハ>
飽きさせないようにするのも演出のひとつと考えてます
そのかわり大人数と闘えないんですよ

こんどー>
大人数と戦うデモを作るのはけっこう手間ですよね。
いろいろやってみて感じましたが、どうしてもツクール3だと見てるだけの敵が出てきちゃう(笑)
そのへんをどーやってごまかすか。

カメハ>
手間ですね…イベントが足りないんです

こんどー>
あとは意外と画面にキャラクタをたくさん表示するとせまくなっちゃって
アクションを表現できないっていうつらさが。

カメハ>
それはありますね(笑)


マルチエンディングについて

こんどー>
今回の作品でも戦闘シーンは数々出てくるんですか?

カメハ>
数々ではないですね、一定の条件を満たせば見られます。

こんどー>
じ、条件…だと?

カメハ>
ええ(笑)
いわゆるグッドエンドです

こんどー>
おー、マルチエンディングを採用なさってるんですか
けっこうエンディングは複数あるんですか?

カメハ>
前回はただボタンを押してたら終わりだったんで、
今回くらいはいろいろパターンを用意したんです。
その中でひとつだけ熱い戦闘イベント(笑)が待っています

こんどー>
ひとつだけかー、見るまでやるしかないなー(苦笑)

サクッとクリアして~ とか言ってる割にやりこみ要素があるじゃないですか(苦笑)

カメハ>
クリアしてからでもサラッとできるよう配慮はしてあります(笑)

こんどー>
お、なんかよくわからないけど親切設計っぽい(笑)

カメハ>
実際エンディング迎えたらすべてネタばらしするので大丈夫です!

こんどー>
お、おまけ部屋かなんかですかね

カメハ>
そうです あれが憧れでしかたなかったんです!

こんどー>
確かになー、やってみたくなりますよねあれ(笑)
「こんにちは、作者です!クリアしてくれてありがとう!」とか言いたくてしょうがない(爆)

カメハ>
そこにはPVで登場したアノ人たちもいます

こんどー>
おっ、というといつも表には出てこないカメハさんの相棒が…
ゲフンゲフン

カメハ>
それは30分程度プレイしたらわかりますよ(笑)

こんどー>
けっこう早いな(笑)


まとめ

こんどー>
さてさて、それじゃあ最後に何かアピールしたいことなどございましたらどうぞ!

カメハ>
とにかくアニメティカとかなでーるを見てもらいたいですね、
そのふたつは唯一ほかの人と差別化できる要素なので、
カメハが唯一誇れるとこでもありますので!

こんどー>
唯一なんてこたないですよ(苦笑)
演出テクには見張るものがありますし、
なによりドラゴンボール愛がすげえ(爆)

カメハ>
では演出も(笑)

こんどー>
カメハさんがツクール3で表現しうる限界のドラゴンボールワールドを心行くまで楽しみたいと思います!
今回はありがとうございました!

カメハ>
ありがとうございました!